プーケットへ行ってきました...

 当初は
トルコのイスタンブールを予定していたが、テロの危険性が高く却下。娘も3歳になり、親の目的に黙って服従するとは考えられないので、たまにはゆっくりのんびりビーチリゾートという線で検討。
 行き先をハワイとプーケットに絞り込んだ。ハワイには一度くらい行って見たいと思うのだが、如何せん物価高だし、食事の魅力にかける。5月から雨季のプーケットは気候的にハワイにはかなわないが、物価が安い、タイ料理という魅力がある。ということで貧乏人家族の選択肢は必然的にプーケットとなったわけである。

《タイ・プーケットについて》
・時差は−2時間。関空からは、まず5時間半かけてバンコクへ行き、そこから国内線に乗換えて1時間半程度。
 プーケット島はタイで一番大きな島であり、島がそのままプーケット県。シンガポールとほぼ同面積。マレー半島の真ん中あたりに位置し、アンダマン海に面している。
・通貨はB(バーツ)。\への換算はB×3。つまり、30Bは約90円相当。プーケットで感じた物価は日本の1/3くらいか。
・プーケットはタイの中でもかなり豊からしい。走っている車も高級車が多く、車高を落としたり、ズンドコ鳴るカーステ積んでたり。道端の勧誘もマイルドで、首を横に振ったり、「あとで」といえば、それ以上なにもしてこない。ちょっとつまらない気もするが・・・。

《気候》
(亜)熱帯モンスーン気候に属し、例年5月から雨季となり、ホテルも安くなるようだ。実際、曇天やにわか雨が多く、カラッと晴れた日は帰国する9日のみだった。ちょっと残念な気もしたが、逆に日差しが遮られたことで過ごしやすかったのかもしれない。気温は最低25℃最高35℃程度だが、思ったよりも湿度は高くなく過ごしやすかったと思う。

《旅程》
 行きは2004年5月4日11時45分関空発のタイ国際航空便。バンコク経由。高知→宮崎→沖縄→台湾→ベトナム(ダナン)へ南下後、ラオスとカンボジアと西へ飛んでたようだ。窓からメコンが見えた。
現地時間で20時過ぎにプーケット空港着。ホテルの送迎バスでプーケット最大のビーチであるパトンビーチのホテルまで1時間ほど。

 帰りは9日11時ごろプーケット発。激しい下痢(腹痛はない)と発熱で苦しかった。なんかに当たったのかもしれない。21時に関空着。

 

 

《目的》
1.ビーチ・ホテルのプールでのんびり過ごす
 パトンビーチの北側に位置するホテル-クラブアンダマンリゾートに宿泊。コテージになってて緑が多く、子連れや、熟年夫婦が多いようだ。ビーチやプールでのんびり本でも読みたいと思っていたが、やっぱり娘がいるとそれは無理。

 
 ビー
チは、波が若干高く、娘が怖がるので、結局通算で1時間くらいしかいなかった。
 専らホテルのプールがお気に入り。ハンドルつきの浮き輪に乗っても、足が着かないとだめだったのだが、2日目にそれを克服してから、とにかくプール、プールとうるさかった。

 

 

2.タイ古式マッサージ
 相場は大体250〜300B/時間。ビーチ沿いにはたくさんのマッサージ屋が軒を連ねている。
古式マッサージと、フットマッサージと、女性用の美容みたいのがあった気がする。古式マッサージ2回、フットマッサージ2回の計4回程やってもらったが、人によってその技量は相当マチマチ。力のありそうなおばちゃんが良いとの結論を得た。
古式マッサージは、身体全体をほぐしてくれる。さすがに中年男性にやってもらったときは、ある意味気持ち悪い気がしないでもない場面もあったが。自分のような運動不足で柔軟性のない人間でも大丈夫だったから、多分誰でも大丈夫なはず。

 

 

3.タイ料理を満喫する
 腹が弱いくせして、基本的に辛いもの、匂いがきついものが好き。

 タイ料理も地方によって多種多様なのだろうが、プーケットでよくあるタイ料理は、やはり新鮮な魚介類を使ったものが中心。
 
独特の香草(パクチー、レモングラス等)と魚醤(ナンプラー)が効いていて、辛くて甘くて酸っぱいという味。自分にはたまらなく食欲をそそる味。でも人によって好き嫌いがはっきり分かれるだろうな。
 かなり辛い料理が多いが、こういう気候の中で食べると、辛いのが苦手な人(ウチのカミさん)でも結構すっきり食べれてしまうもののようだ。
 もちろん辛くない料理(パッタイ−台風焼きうどん)もそれなりにある。

 
 屋台風から高級レストランまで色々食べてみたが、値段の違いは店の雰囲気&贅沢な素材を使っているかどうかであって、必ずしも高級レストランが値段の分だけ美味いというわけではないと感じた。
右上がパトンビーチで有名なレストラン、BaanRimPa。予約しないで行ったが、1時間の制限付きで入ることができた。エビチャーハン(娘の)、ソフトシェルクラブのチリソース、ソムタム、トムヤムクンを注文。ソフトシェルクラブは450Bとちょっと高かったのだが、これはす〜ごく美味くて、注文しておいて良かった。こういう立派なレストランでないと食べられないのだろうな。その他は、美味しかったけど、まあ普通という感じ。


 右中が、ビーチ沿いのレストラン。
 一流レストランに比べれば衛生面に若干の差異があるかもしれないが、味付けの基本はほとんど同じ。中級レストランあたりで食べれば食当たりもほとんど心配なく良いと思う。大人2人と子供1人でたらふく食っても400Bくらいだ。右の写真は、ソムタムとグリーンカレー。
 何はともあれソムタムとビールは必ず頼む毎日。
 

特に美味しかった料理を列挙すると、ソムタム(青パパイヤ入りの辛いサラダ)、トムカーガイ(鶏肉入りココナッツスープ)、プーパップンカレー(カニのカレー炒め)、グリーンカレー、魚の揚げ物、青菜炒め等々。

 

 

右下が屋台レストラン。2日連続で登場。
魚介類が店頭に並んでいて、それを客が選び、調理法を指定する。
 初回はカニと魚とエビを注文。(写真のロブスターは、頼んでません。店のオヤジがサービスで乗せてくれた)ちなみにロブスターはプーケットでもさすがに高価で、安くても1500B程度。
 2日目は、イカとトムヤムシーフード、青菜炒め、チャーハン、エビのグリルを注文。

 

 

 

4.ゾウに乗る
 ホテルに迎えに来てくれたオープンのジープにのってエレファントトレッキングへ。ツアーの予約はあらかじめホテルでしてもらった。
 ジープはランドドーバーなのに、恐ろしくオンボロ。メーター類はすべて壊れており、ドアもうまく閉まらないありさま。間違いなくタイには車検というものは存在しないに違いない。
 ホテルから南下すること40分くらい。カロンビーチのちょっと内陸のところ。
 ゾウに乗れる時間は約1時間。そんなに乗っても。。。と思ったのだが、結構すぐ時間は経った。かなりの勾配のあるジャングルの山道をゾウはのんびりと周りの草を食べながら進んでいく。乗り心地はあまり良くない。かなりゆれます。
 客は基本的にゾウの背中にくくりつけられた鉄製の椅子に乗るのであるが、娘は調教師のオヤジに気に入られて調教師のひざの上。後で娘に聞いたが、なかなかいいおじさんで楽しかったんだそうだ。乗せてもらったお礼に、ゾウにはバナナを3房ご馳走。

 

 

5.南国のフルーツを食す
 街のあちこちで果物屋を見かける。ランブータン、竜眼、マンゴスチン、パパイア、スイカ、マンゴー、ボンタン・・・。今回、折角タイに来たのだから、念願のドリアンにチャレンジしてみた。
トゲトゲの実を割ると、中に5房ほどの果肉が入っていて、それを店先でラップに入れてばら売りしている。30B/房。
 ラップしてあるにもかかわらず、相当くさい。一応果物のにおいと言えばそうなのだが、ちょっと涙が出そうな臭気!!
 
 アルコールとの食べ合せが悪いらしく、酒飲みの自分としては夜は食べられないので、ホテルのフリーザーで保管し翌朝食すことにした。

 

 

 ホテルはドリアン持込禁止だが、自分達はコテージだからOK?だと思う。
しかし、朝起きるとなんか部屋中に生ゴミ系のニ
オイが漂っている。好奇心が勝ったことにちょっとだけ後悔。

 まずは、鼻をつまんで食べてみた感想。かなり甘
。食感は、熟れたバナナのよう。味を表現すると、バナナとマンゴーとパイナップルを混ぜてビニール袋にいれ、炎天下で半日ほど道端に置いておいたらこんな味とニオイになるかも知れない。不味くはないがとにかく口の中がくさい!!
目に涙をためながら1房の半分ぐらい食べてギブアップ。ゲップも自分でくささを感じた。
 タイのドリアンはまだ臭くないほうだという話を聞いたが、それでも強烈だった。
 

《総括》
 
とりあえず、設定した目標はそれなりにそつなく果たしたし、、娘にはかなり好評だったようで、帰国日には「おうちに帰りたくない」と泣いて駄々をこねてた。ま、彼女の場合、プーケット=プールという誤解がいまだに溶けていないようではあるが。帰った早々、近所に「プーケットに一緒に行こうよ〜」などとのたまわないように、行って聞かせる必要があるな・・・。

 実は、帰りの日にひどい下痢と吐き気、微熱に見舞われた。この症状はこの後1週間も続くことに。(いつまで続くのか不明・・・)
腹痛がないので救われているが、夜は寝れたもんではない。
現在、主治医に頼んで、検査してもらっているが、主治医もお門違いの治療に苦笑い。
 でも、めげずに、またお金を貯めて行きた〜い。

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