《カーオーディオ、車いじり》
・新車購入と同時にオーディオナビ購入 (1998年11月)
新車購入と同時にカーグッズ量販店で、カーナビ-オーディオ一体型の2DINデッキ、F,Rスピーカー、4chアンプを購入。
取り付けは、お任せだったが、インターネットで調べた情報を基に、自分でデッドニング※なるものを施工。
しかし、適当にやったので、それなりの音しか鳴らなかった。途中で飽きてそのままに・・・。
(投資)35万円くらい。無利子とのことで3年ローン
デッキ : エクリプス E8088DVN
F,Rスピーカー : カアロッツェリア
4chアンプ : カロッツェリア Gm-X5400
※デッドニング
ドア内部の鉄板やプラスチックが共振しないように、制振材を張ったり、ドア内部の空間をボックス化するためにサービスホールを埋めたりすること。
・フロントスピーカー交換 (2004年3月下旬)
きっかけは特にないが、車の買い替えが金銭的に困難になった憂さ晴らしで、フロントスピーカー交換とサブウーファーを新調することに。
スピーカーはトレードインではないので、簡単には取り付けできない。そこで、汎用のMDFバッフルと自分でこしらえたバッフルとを接着して試作。ホントはスラント(斜めに取り付け)させたかったが、ドア内張りと干渉するから今回は見送り。GW当たりの時間があるときにでも内張りを切って、アウターバッフル化に挑戦しようと目論んでいる。失敗したら、もう下取りだせないかもな〜。
(投資)12万円くらい
フロントスピーカー : Focal 130KP
サブウーファー : カロッツェリア TS-WX1600
圧着端子、MDFバップル、板ナット類、RCAケーブル
・パワーアンプ交換 (2004年4月初旬)
フロントスピーカーとサブウーファの取り付けを終了したものの、左フロントから音が出てない。アンプが壊れていることが判明。で、仕方なく通販でアンプ購入。あ〜、なんか泥沼状態。予想外に金がかかってきた。
(投資)4.5万円くらい
4chアンプ : audison SRx4
インストール後、音を試聴。お金と労力(結構かかってるんです)をかけた甲斐があり、なかなかすばらしい音になってきた。細部に抑揚があるというか、艶があるというか、よかった、頑張って。
しかし、どこからかノイズを拾っている。エンジンをかけるとジーージジジジーブブブーミョ〜ンと。我慢できるレベルではないぐらい大きい音。
・ノイズ対策・・・アーシング (2004年4月中旬)
仕方ないので、電源のノイズフィルターを設置。これ、4000円もしたのに全然効果なし。違う要因だったらしい。カンが外れた・・・。
次の手としてエンジンルームのアーシング。HPで情報収集をしてみると、電装機器の効率up、音質改善以外に、燃費、トルクの向上、ライトの明るさが増す等、な〜んか眉唾なことばかりが書いてある。でも、効果のある人が圧倒的なようだ。投資も大したことないから、だまされたと思って、またまたネットでケーブルを購入。費用は5000円程度
8sqケーブルを使用し、エンジンヘッド部、インマニ、オルタネータ、左右フェンダ、バルクヘッドからバッテリーマイナスターミナルに結線。結果、なんとノイズはほぼ消滅!!
副産効果として、エンジンがかなりスムーズになったのは間違いない。トルクが上がったのかは測定してないから定かではないが、あたかもトルクが太くなったような気にさせられる。アイドリング時の音も静かになったし、費用対効果は絶大。
(投資)5,000円くらい
OFCケーブル 5m
ターミナルブロック
圧着端子(カシメの電工ペンチは会社のを拝借)
・スラントバッフル作製 (2004年5月初旬GW)
スラントバッフル製作前に、まず、でしゃばりすぎていた高音を付属のパッシブネットワークで調整。ツイータはー2dBでいい感じ。次に、ミッドレンジのローパスフィルターをアンプ側で125Hzに設定。
連休の前半はゆっくり休み。で、予定通りフロントスピーカーのアウターバッフル化を決行。
フロントドアの内張りを思い切ってカッターで切断。これで、踏ん切りがついた。もう後戻りはできない・・・。
バッフルのねじ穴間を計り、ベースを15mmシナ合板とエポキシパテで9度程上手前側に傾斜をつけて試作。
我ながらなかなかのできばえ。
次は肝心のパテ盛り。何もわからずホームセンターでロックパテ(中目、薄塗り)を購入。購入後に薄塗りであることに気づいた。いつもこんな調子である。
薄塗りだからなのか、粘性が低く、垂直面には非常に塗りにくい。削りと盛りを繰り返し、最後はひたすらヤスリかけ。
最後に、スプレーで塗装をして、なんとか完成。ヤスリかけで、結構筋肉痛。途中で、飽きたせいで、詰めがあまかったようだが、まあいいか・・・。はぁ、疲れた。
で、肝心の”音色”であるが、音場がグッと上がり、かなりいい感じ。
・ヘッドユニット交換、DSP設置 (2004年6月5日)
朝からいい天気。カーステの取り付けにはちょっと暑いかも??
朝5時半から作業開始。(楽しそうでいいね〜と周りにはあきれられている;;)
新たな投資。これで、カーナビなし。いいのかなぁ〜。
今回のもくろみは以下のとおり。
・DSPの設置で、タイムアライメント、クロス周波数、スロープ特性をいじれる環境作り。
・ドルビープロロジックU導入で、DVDサラウンド環境を構築。
・Focal130KPのツイータとミッドを4chアンプ(オーディソンSRx4)で、マルチアンプ化。
・サブウーファー(PHASE
アリアンテ10Si)追加、3chパワーアンプ(オーディソンSRx3)追加。
・電源の安定化(ケーブル引き直し。
・スピーカーケーブル引き直し。(モンスターケーブル12G−ミッド、SW用、16G−TW用)
(投資)35万円くらい(おいおい〜〜)
・サブウーファ(SW):PHASE LINEAR ALIANTE10Si
・SW用ボックス
・3chパワーアンプ(リア、SW用):audisonSRx3
・ヘッドユニット(HU):ALPINE IVA-D300J
・DSP:ALPINE PKG-H701S
・光ケーブル:ALPINE
・SPケーブル:monstercable XLN16S(ツイータ用)、 XLN12S(ミッド用)、NewMC12(SW用)
・パワーケーブル:monstercable PF-4(4G)
・アースケーブル:monstercable PF-4(4G)
・ヒューズブロック:オーディオテクニカ
・アースブロック:オーディオテクニカ
作業内容は以下のとおり。
@アンプラック作製、SWをボックスに取り付け。(1時間)
MDFボードは東急ハンズにて購入。寸法どうりにカットしてもらっているから後はボンドとねじ止めだけ。寸法が間違えてなければ楽勝。
↓
A既存オーディオナビ一体機(エクリプスE8808DVZ)の取り外し。(2時間)
今後の進展(いつかナビ買うつもりか〜オマエ!!)のこともあるから、配線を理解しながらの作業だったので、これにかなり手間取ってしまった。外したブツは、オークションで売ってしまうつもり。
↓
Bパワーケーブル、SPケーブルの引き回し。(1.5時間)
フロントドア付け根のブッシュがかなり狭く、以前大変な思いをしてSPケーブルを引き込んだが、今回はそのケーブルをガイドにして、より太いケーブル(16G→12Gに変更)を通す目論み。運転手側はすんなり開通。なんだ楽勝だ〜と思いきや、しかーし!!、やはり12Gケーブルは太い・・・。
助手側引き込みの際、ガイドのケーブルが外れてしまった。これで、約1時間のタイムロスとやる気と根気を激しく消費。明後日(明日はなぜか大丈夫)の筋肉痛は必至。
ツイターは、16Gケーブルを半田付けして、トランクまで引き回し。
↓
Cヘッドユニット(HU)、DSP取り付け。(0.5時間)
これは楽勝。
↓
DAiネット、アンテナケーブル、光ケーブル引き回し(0.5時間)
これも楽勝だが、光ケーブルが折れやすいから気をつける必要あり。
↓
Eアンプラックをトランクに設置。(0.5時間)
↓
F初期調整、音出し。片付け。(1時間)
TV映像が出るのに音が出ない。よくよく考えてみたら、光ケーブルをつなぎ忘れていたことに気づいた。
デッキを外してつなぎなおし。ようやく音が出るようになったが、なぜかAMラジオが入らない。疲れたからその課題は後日ということにした。
・DSP(PKG-H701S)の設定値
とりあえず、個々のスピーカを単独で聞いて、クロスポイントとスロープを決めてみた。TWの位置が悪いのか、女性ボーカルのサ行の音が耳につく。取り付け場所を変えたり、グラフィックEQ、パラメトリックEQを駆使して地道に気長に調整予定。まだまだ設定の余地がたくさんありそうで、しばらく楽しめそうだ。
○スピーカーのクロスオーバー設定値(04'6月13日時点)
HPF | スロープ | LPF | スロープ | |
フロント-TW | 3.2kHz | 18dB/oct | 20kHz | 6dB/oct |
フロント−mid | 100Hz | 30dB/oct | 3.2kHz | 18dB/oct |
リア | 100Hz | 30dB/oct | 20kHz | 6dB/oct |
SW | 20Hz | 6dB/oct | 100Hz | 30dB/oct |
○タイムアライメント設定値
補正距離 (cm) |
一番遠いSPを0とした補正値 (mS) |
|
フロント-TW (L) | 112 | 105 |
フロント-TW (R) | 74 | 216 |
フロント−mid (L) | 125 | 67 |
フロント−mid (L) | 81 | 195 |
リア(L) | 148 | 0 |
リア(R) | 130 | 53 |
SW | 135 | 38 |
・とりあえず試聴・・・
自分自身、最高に良い楽音というものを知る由もない(最高に良い試聴環境で音楽を聞いたことないし・・・)ので、これは個人の趣味趣向が大きくかかわる問題だと思うのだが、とりあえず、大枚叩いた甲斐は十分にあったと大満足である。それに、これから勉強していくうちに調整が的を得たり、スピーカーやアンプを変えたりと楽しみも広がる。
自分の場合、現在の仕事についているのも、物理が嫌いで化学分野に進んだからであるのだが、「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、最近は高校の物理の参考書を開き、音波や、電界、磁界らへんを読み漁っている週末である。今後も「ヘタの横好き」といわれないように少し金がかかるが、日ごろの生活を倹約して頑張ろーっと。
・アウターバッフルにビニールレザー貼付け(6月13日)
台風一過で、抜けるような青空。湿度も低く涼しい。最高の気候。
朝からパテを使って以前成型したバッフルを再度調整し、東急ハンズでかった黒の塩ビレザーを、ゴム系の接着剤で接着。思ってた以上に簡単。パテの成型がしっかりできているかがカギのようだ。
・真空管ラインアンプ(EL-2)を設置(7月20日)
ヤフオクで、マイクロコンポーネンツ(MCS)社製の2ch真空管ラインアンプを40,500円でゲット。巷ではかなり評判が良い品物。
ホントは物欲の先は真空管パワーアンプだったが、自分ごときの低収入のサラリーマンにはちょっと手が出せない値段。
ラインアンプは、ヘッドユニットからパワーアンプに伝達する信号の電圧を上げる増幅器で、ノイズ低減に有効だとされている。(他にもご利益があるのかも)基本的には、パワーアンプ増幅前の信号に組み入れるようだ。
ノイズが乗ってない自分のシステムに、なぜラインアンプかというと、真空管の種類で相当音色が変化するらしいからである。
真空管は奥が深いみたい。
・EL-2取り付け(7月24日)
はて、落札したは良いが、このラインアンプをどう生かすかが一思案・・・。
本来、ラインアンプはHUとパワーアンプ間に装着するもの。つまり、フロントスピーカー用の2chパワーアンプの前段にかませば、増幅された信号はスピーカー付属のパッシブネットワーク※によってミッド、ツィータに周波数帯が分配されて各スピーカーから音が鳴る。何の問題も起きない。
しかし、現在構築中のシステムにラインアンプを挿入するには、2つの問題がある。
・アクティブネットワーク※でシステムを組んでいること。
・HUとアクティブネットワーク(DSP)間が光ファイバーであること。
ラインアンプをかますと場所は、@HUとアクティブネットワーク間か、Aアクティブネットワークとパワーアンプ間。
@にかませることができれば何の問題もないが、ここの伝達経路は光ファイバーなのでまず無理。
ということは、Aで良いわけであるが、この場合、アクティブネットワークによって2ch分の信号が4ch分に分離されている。ということは、2chラインアンプが2台必要になってしまう。(そんな金かけるならパワーアンプを新調するよな・・・)
ということで、1台のEL-2をフロントのミッド側とツィータ側の両方に繋げてみて聞き比べしてみた。パワーアンプのゲインはいじらず、EL-2のゲインで取り付け前と同じレベルの音量となるように調整。ミッドにかました場合は、ちょっと丸いというか、若干不明瞭な感じ。ツィータにかました場合はなかなか良い感じ。耳につく”サ”行の音がいい感じで丸くなり、心地よく感じられた。角が取れたとでもいう感じかな?ということで、ツィータ側に設置することにした。設置用の電源は、パワーアンプと同一の分岐ブロックからリレーを使って接続。アースもアースブロックを使ってたの装置と一緒にボディーへ。
が、ここで新たな問題が発生。EL-2を繋ぐと明らかにオルタネータノイズを拾う。HUからトランクルームまでは光ケーブルだから、ノイズが混入する可能性はバッテリーからトランクルームに引き込んだ電源ラインのどこかかアースラインのはずだが、EL-2をかましたときだけオルタネータノイズを拾っているというのは真に不可解。疑うべきは配線の乱雑さかな?仮設置だし適当にやったからな。ということで、キレイに配線をし直したら、ある程度改善したが、まだ若干拾っている。でも、改善するということはやはりその辺か・・・。ずいぶん繊細な装置だな。オレには向かんかも??
※パッシブネットワークとアクティブネットワークの違いについて
パッシブネットワークは、パワーアンプで増幅した信号の周波数帯を分割するシステム。2wayのスピーカーには大概付属している。小さいのからえらいでかいのまでさまざま。現在稼動中のフォーカル130KPに付属のパッシブは今のところ出番なし。いつか、フロント3wayとかにするときにアクティブと併せて使うかも。一般にパッシブは設定が限定的で自由度が低い。また、急勾配のカットオフスロープを得るのは困難(で高価)。反面、電源は不要で取り付けは比較的容易。
一方、アクティブネットワークは、増幅前の信号の周波数帯を分割して、それぞれの信号をパワーアンプで増幅するシステム。自由度が広く簡単に設定を変えられる。また、急勾配のカットオフスロープも簡単に得られる。反面、パワーアンプのch数が増えるし、電源も必要。一般にはシステムに金がかかる。
・EL-2断念(9月)
残念だが、結局ノイズが消えず、取り外すことにした。音的には魅力的だったのだが・・・。
・サブバッテリー追加(2005年2月)
半年ぶりぐらいに、システムを更新。サブバッテリーとして放電能力に優れるらしいドライセルバッテリー(SVR-50)を積むことにした。オセッデイとかオプティマとか結構悩んだが、値段と巷のうわさで決定。
設置場所はトランクルーム。ついでにケーブル配線も綺麗にやり直し。
横向けのインストールも大丈夫。バッテリの上に乗ってるのは、サブバッテリチャージャ。メインバッテリを保護しながらサブに充電できる優れもの。
これで、エンジン止めて音楽やDVDを見ても大丈夫だろうな。
ドライセルバッテリーって瞬発力が大きいらしいが、バッテリーを交換して自分の耳で感じられた効果は以下。
・良くも悪くも中音から低音にかけて太くなった。設定を変更することで、正しい設定に近づいた気がする。費用対効果は大である。
・アンプボックス改良(2005年5月)
ノイズ対策として、サブバッテリーチャージャーからのノイズと、配線の見直しを実行。
娘が邪魔するため、途中からいい加減になってきたが、ホームセンターでサイズにカットしてもらったコンパネをボンドで接着し、回りをフェルトで覆ってアンプボックスを作製し、バッテリーチャージャーや電源からアンプをなるべく離して設置。以前に比べればかなり整然としたし、運転中にアンプが横滑りして配線が外れたなんてこともなくなった。とりあえず、満足。しばらく様子見。
現在の設定(音楽鑑賞時、5.1ch時)については、後日UP予定。